こんにちは! 事業加速化コンサルタントの榑松です。 6月も最終週ですね。 今週はコンサルのほか、 講座の説明会、 コンサル仲間の質疑応答企画、 そして週の後半は コンサル仲間と打合せしに 大阪行きます。 今月3回目の大阪。 オフィス借りようかな^^; 【今日のテーマ】 専門性よりも大事なもの 毎月セッションしている クライアントのS社。 年商30億ほど。 「新規事業にどこまで使えるか」 「賞与の仕組みどうしよう」 「どう資金を調達するか」 「理想の人材配置とは」 「会社を分けたい」 経営課題について それはそれは様々な話をし、 ときに追加プロジェクトとして 通常のセッションに加え、 何ヶ月か上乗せで関わります。 そして、 年度末近くになると、 1泊合宿で 来期の計画を立てています。 こないだの合宿で 計画を立ててる時、 新規事業の相談を受けました。 不動産業を始めたいと。 今の事業とは全く異なる内容です。 私はその内容や 初期投資がどれくらいかなど、 ヒアリングをしました。 その日の夕食で私は言いました。 「不動産の件、構想にリスクを感じたら 絶対止めようと思ってました。 資金負担の大きいビジネスを始めて、 本業ともに倒れた会社を知ってるんで。 今回のはそこが工夫されていたので、 アリですけどね。」 その日はそのことについて 特に話をすることもありませんでした。 そして翌日のお昼に言われました。 「昨日ああやって言ってくれてよかった。 税理士さんはここまで言ってくれない。」 「榑松さん、これからも 何かあったら止めてください。」 このブログを読んでくれている方は おわかりだと思いますが、 意見をすることが大事! という「やり方」の話ではありません。 このクライアントには 顧問税理士さんがいます。 その税理士さんにも、 不動産の収支を考える見識は あると思います。 だけど、 クライアントの信頼関係が、 手前味噌ですが全く違います。 なぜ この違いが生まれるのか? それは、 立ち位置の違いです。 自分が社長ならどう考えるか。 自分はこの会社をどうしたいのか。 自分の位置づけが違います。 関わる相手を、 絶対勝たせようという覚悟が違います。 知識は超大事。 だけどその前に、クライアントにとって どの位置づけに置かれているのか。 ここにこだわってない専門家が多い。 これだけで、十分な差別化になりますね。