date:
2018/9/10
tag:
ヴィジョン

納得の判断をするために必要な2要素

以前、ベトナムに出張したときの話。

その目的は、

「クライアントが、ある現地の業者との
新規取引を開始すべきか?それを見極める」

これです。

詳細は伏せ、
概要をお話しますと、

ベトナム進出している
ある会社が、

ある現地企業から、

「うちが御社の商品を売るから、
これから設立する販売会社に〇〇千万を出資して、
少数株主にもなってほしい」

というオファーを受けています。

ベトナムの会社法上の出資の取扱だとか
ライセンスの取得だとか、
細かい話は割愛しますが、

多いんですよ。
こういう話。

ただ、現地企業への販売チャネルを
開拓したいのも事実。

つまり、興味はあるが
この話を進めるべきか否か、
判断しかねている。

そして、もし進めるとしたら
こちらが不利にならないために
どのような条件なら受けられるか。

理想ポイントは?
妥協ポイントは?

社長はあまり数字が得意ではないほうだし、
どちらかと言えば感情・感覚で行動するタイプなので、

収益化する販売数量は?
そこまでのロードマップは?
その根拠は?
入金サイクルをどの程度で見れば
資金繰りは苦しくならないか?
現地での商慣習に基づく支払条件は?

このように私からは様々な数字の観点から、
客観的な判断要素を投下して、

冷静と情熱の両側面から
適切な経営判断をする支援をする。

ということで、

納得の判断をするために必要なのは、
言葉と数字です。

理想や感情、言葉で
高揚・落胆することはあっても、
それだけでは根拠や裏付けに乏しくて
正しい判断もできないし、

逆に数字だけで物事を判断して
事業展開をしても、なんだか味気ない。
数字だけなら特にその事業である必要が無いから、
うまくいったその瞬間はいいけど、
数字が落ちてきたら途端に心が折れる。
結果として何が儲かるかに常に追われる。

そして、両側面から見ているようで、
いくつかのポイントをおさえて
深掘りする質問をしてみると、疑問点が
いくつも出ることも多い。

今回のような新規取引でも、
設備投資でも、
人を採用するにしても、
金融商品への投資でも、
特定のノウハウを得るためのセミナーでも、

うちの会社(商品、サービス)良いよ!買って!

こんな話はよくあります。

相手と一緒になって考える情熱を持ちつつ、
主に数字からの視点を投下して
納得の経営判断ができる支援をする。

自分のミッション、立ち位置、再確認。

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