date:
2017/10/20
tag:
ヴィジョン

経営者と従業員の一体感

先日、最初の職場でのお客様にお会いしてきました。

思えば少し税法をかじった程度で社会人になり1年がたち、何とか一通りの業務を一周したレベルだった頃からのお付き合いです。

このため、言うなれば変にこなれた仕事の仕方をすることもなく、組織でもなくまず自分としてこの会社に対して何ができるのか、どのようにお役立ちできるのか、常に自問自答しながら試行錯誤しながらご一緒させていただきました。

本質的に何が必要なのか(What)、どのように力になれるのか(How)を考えたり、会社と一緒に悩んだり。定型的な作業や専門知識よりも、仕事をする上で大切なことを学び、経験させていただいた、とても大切な方たちです。

6年ぶりの再会

独立開業したことをお伝えするために挨拶状を出したことがきっかけで、今度食事しましょうお誘いをいただき、今回の再開になりました。

再開は(おそらく)6年ぶりで、私自身とても楽しみで、お会いしただけで涙が出そうでした。そして、その方も今日が待ち遠しかったと言ってくれました。

この空気感こそ、私が仕事をするうえで大切にしたいものなのだと改めて気づかされました。ありがとうございました!

距離感

前置きが長くなりました。
さて本題です。

通常、経営者と従業員はどうしても越えられない壁があります。

それは、経営の自由と責任を背負っているか否かという点です。
(複数の投資家がいる場合など、自由が制限される場合もあります)

この部分や、目に見えない権限、情報の非対称性などがあるため、どうしても経営者と従業員とでは距離が生まれやすい。ちぐはぐしたやり取りも目にします。

大企業の場合には規模的に仕方ない面もあるかもしれません。ただ、中小企業であっても経営者と従業員だけではなく、社内でも自分の役割以外は他人事のような組織も多くみられます。

先ほど紹介した食事会では社長と経理部長(?)と私が出席者だったのですが、経理部長は社長に対して素直に尊敬していると言う一方で、社長それは違いますと真面目に意見もする。
そうかと思えば、経理部長がボトルで注文したお酒について「これは私のだから社長にはあげません」と言い、すると「今日飲み食いした分は仕事で返してね」と社長が言い笑いあっている。

普通と感じる方も、うちには無いと感じる方もいるかもしれません。私は仕事柄いろいろな会社とお仕事をさせていただき、いろいろなカラーの会社に出会うことになります。
そして、違いが出る真の理由は何だろうとよく考えます。

強い組織って?

事業を成功させるためには、商品の魅力、生産体制、適切な価格設定、対外的な認知や顧客創造といった、ビジネスモデルの仕組み化はもちろん重要です。

そこに加えて、経営者と従業員の距離感が近い、経営者が理念や過去の苦労話を語り、従業員が組織のことを自分事として考えているメンバーが集まっている組織。これは強い。

ハードからソフト、AIの時代になりつつある現代において、こういった人間っぽいことが今までよりもカラフルに見えます。

経営組織論はその道の専門ではないので語りませんが、実務目線で、久しぶりの食事会からふとそのようなことを感じ。
そのようなお客様たちに私は外からどのような刺激を与えることができるのか、相手が異なればその方法も異なり、試行錯誤はこれからも続きそうです。

あとがき

本日からフィリピン出張。間もなく羽田です。
今回お会いするメンバーの9割は初対面かごあいさつ程度、ほぼはじめましてです。

そこからどのような化学反応が生じるか、今から楽しみです。

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